橋本輝幸(はしもと・てるゆき、筆名)
1984年生まれ。フルタイムの会社員。ときどきSF書評家・アンソロジスト(2008-2015、2019-現在)
Webで読めるもの
連載「いつでもSF入門」(TOKION, 2021-)
月次国内ミステリ時評「道元坂上ミステリ監視塔」参加中(リアルサウンド ブックス, 2022.8-)
波乱の時代を生きのびるために未来を夢見る(ZOZO Fashion, 2023.5)
変わらぬ輝きを放つ物語 シオドア・スタージョン『夢みる宝石』書評(Webちくま, 2023.11)
事件なのか? 魔法なのか?(ケリー・リンク『白猫、黒猫』書評)(集英社『青春と読書』, 2024.11)
雑誌
早川書房
SFマガジン
2008-2015年「世界SF情報」欄に毎月1ページ、SFニュースを寄稿。
2010-2015年
SFマガジン「MAGAZINE REVIEW」欄
雑誌掲載作(未訳)を紹介する当番を継承。年に3回ほど回っていた。私はF&SF誌の担当だった。「紙の動物園」をリアルタイムで読めたのはいい経験だったかもしれない。
「Novel & Short Stories Review」にコーナーがリニューアルされてからは、1度だけ執筆している。
SFマガジンの各特集にもレビュアーとしてしばしば参加していたが、自分でもどれに何を書いたかもはや把握していない。2010-2014年は毎年〈英米SF受賞作特集〉の特集号に掲載作の解説および前年の英語圏SF界の動向について執筆していた。
2013年11月号〈海外SF短篇セレクション〉、2020年6月号 〈英語圏SF受賞作特集〉、2023年10月号〈SFをつくる新しい力〉では特集監修を担当した。
『SFが読みたい! 2020年版』
「2010年代ベストSF 30―2010年代総括座談会 鏡明×大森望×橋本輝幸」
ミステリマガジン
2024年3月号から、SF新刊書評欄を担当中。
本の雑誌社
本の雑誌 2010年7月号
単発。Underland Pressという独立系出版社の既刊を紹介した。ブライアン・エヴンソンやジェフ・ヴァンダミアの著作など。
本の雑誌 2011年11月号
Alexander Yatesの長編小説Moondogsを紹介した。マジックリアリズム異能バトルもので大変面白いが、その後も日本語訳はされていない。
本の雑誌2020年9月号 単発。特集「つぶやく出版社」に「ジャンル別おすすめTwitterアカウント/SF編」を寄稿。
本の雑誌「私のベスト3」に参加:2020年1月号、2021年1月号、2022年1月号、2023年1月号、2024年1月号
『おすすめ文庫王国』 私の文庫ベスト3に参加:2022, 2023, 2024, 2025
本の雑誌2024年4月号 特集「マジックリアリズムに酔い痴れろ!」の「世界マジックリアリズム全集を作ろう!座談会」に参加。
本の雑誌2025年1月号~ 海外文学時評欄を担当中。
早稲田文学
2015年春号 text review ことばの庭
与えられた分量を好きに使えるコーナーで、 「二〇一四年〈ザ・ニューヨーカー〉回顧」という前年のNew Yorker掲載作をすべて読む企画を自主的におこなった。
2021年秋号 特集:ホラーのリアリティ「SCP財団」
KADOKAWA
『怪と幽』新刊時評(年次で1月号を担当 2024~)
vol.015 2024年1月号(『夢に追われて』(朝比奈弘治著/作品社)、『水都眩光 幻想短篇アンソロジー』(文藝春秋)、『本の背骨が最後に残る』(斜線堂有紀著/光文社))
vol.018 2025年1月号(『さかさ星』(貴志祐介/KADOKAWA)、『右園死児報告』(真島文吉/KADOKAWA)、『深淵のテレパス』(上條一輝/東京創元社))
河出書房新社
文藝 2021年春季号 〈論考〉「私たちの相違と共鳴 世界SFを俯瞰して」文藝 2022年夏季号 特集SFマガジン責任編集 グレッグ・イーガン祭内【鼎談】酉島伝法×橋本輝幸×長谷川愛「私たちの大好きなハードSF覆面作家」
文藝 2022年秋季号 特別寄稿「先駆者にしてアウトサイダー オクテイヴィア・E・バトラー論」
文藝 2024年秋季号 【特集1 世界文学は忘却に抵抗する】「注目の作家3名& 日本語に翻訳されてほしい作品 海外文学翻訳者・研究者21人アンケート」参加
その他
青土社 ユリイカ2023年7月号 特集=奇書の世界「変なこと書く人――奇妙と驚異のSF小説史 / 橋本輝幸」
集英社 SPUR2023年11月号 ケン・リュウ編『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』 (ハヤカワ文庫SF)書評
マガジンハウス BRUTUS 2024年7/15号 特集:夏は、SF。「海外SFの現在地に目覚める。」
小学館 GOAT(2024.11) 〝愛小説〟をめぐるボーダレス書評家会議 朝宮運河 × 倉本さおり × 橋本輝幸 × 若林 踏
書籍への参加
『冲方丁公式読本』(洋泉社MOOK, 2010)
レビューに一部協力。
『北の想像力――《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』(岡和田晃・編, 寿郎社, 2014)
もともと第51回日本SF大会Varicon 2012に向けて書いた、キャサリン・M・ヴァレンテの短編SF「静かに、そして迅速に」 のレビューを再録していただいた。
『サンリオSF文庫総解説』(牧眞司, 大森 望・編, 本の雑誌社, 2014)
『十四人の識者が選ぶ 本当に面白いミステリ・ガイド』(杉江松恋 監修, Pヴァイン, 2023)
『現代SF小説ガイドブック 可能性の文学』(池澤春菜 監修, Pヴァイン, 2023)
編著書
『2000年代海外SF傑作選』(ハヤカワ文庫SF、2020)
『2010年代海外SF傑作選』(ハヤカワ文庫SF、2020)
『中国女性SF作家アンソロジー 走る赤』(武甜静/橋本輝幸 編/大恵和実 編訳、中央公論新社、2022)
書籍解説
キャサリン・M・ヴァレンテ The Melancholy of Mechagirl (Haikasoru, 2013)
実は英語の本が書籍解説デビュー。編集のマスミ・ワシントンさんからは日本語で書いてもよいと言われたが、がんばって英語で書き下ろした。
キジ・ジョンスン『霧に橋を架ける』( 三角和代訳、創元海外SF叢書)
チャールズ・ユウ『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』(円城塔訳, 新 ハヤカワ・SF・シリーズ, 2014)
チャーリー・ヒューマン『鋼鉄の黙示録』(安原和見訳, 創元SF文庫, 2015)
原題はApocalypse Now Now.
ダリル・グレゴリイ 『迷宮の天使』下巻( 小野田和子訳, 創元SF文庫, 2017)
小川哲『ゲームの王国』下巻(ハヤカワ文庫JA, 2019)
空木春宵『感応グラン=ギニョル』(創元日本SF叢書, 2021)(創元SF文庫, 2024)
オクテイヴィア・E・バトラー『キンドレッド』(風呂本惇子 & 岡地尚弘訳, 河出文庫, 2021)
『最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集』(河出書房新社, 2021)
ロジャー・ゼラズニイ『ロードマークス』(植草昌実訳/新紀元社, 2024)
翻訳
ミルドレッド・クリンガーマン「緑のベルベットの外套を買った日」 (※中村融氏との共訳)
(『時を生きる種族 ファンタスティック時間SF傑作選』中村融 ・編訳, 創元SF文庫, 2013)
SFマガジン2014年12月号
「R・A・ラファティ インタビュウ」インタビュアー:ダレル・シュヴァイツァー
選考委員/審査員/コメンテーター
第1回ブンゲイファイトクラブ ジャッジ(惑星と口笛ブックス主催、2019)
第1回、第2回かぐやSFコンテスト 審査委員(VG+、2020, 2021)
星新一賞 中間審査員 第12回(2024年)より
みんなのつぶやき文学賞 運営ボランティア
同人誌
サークル:清龍友之会 (ゲスト参加)
『清龍第十号』(2011) 収録の「既刊総ざらい」という既刊10冊の見所紹介コーナーを担当。まさかこの巻に掲載された 「超動く家にて」が7年後、まさか宮内悠介さんの短編集の表題作になるとは。
サークル:海外文学好き好きボーイズ(メンバー)
白水社『エクス・リブリス』全レビュー(2015)
東京創元社『海外文学セレクション』全レビュー(2015)
色んな大学出身者が混在したサラダボウル的サークルだった。
叢書名:ハルコン・SF・シリーズ(ゲスト参加)
ラヴィ・ティドハー『金星は花に満ちて』解説(2019)
SF Generation『SFG Vol.03 特集:アジア』(2021)
インタビューしていただき、東南アジアや南アジアのSF関係者を少し紹介しました。
責任編集・自費出版『Rikka Zine Vol.1』(2022)
あらためて、私に機会を与えてくださった皆さんに感謝いたします。